富山県にも石材店は軽く100社以上ありますが必ずどちらかに分かれます。
『自社加工(国内加工)をしているお店 』か『中国加工をしているお店』です。
どちらがお客様にとっていいでしょう。
まず国内加工というのは大きな原石を商社から買い付け日本に輸入し各会社に運ばれ切削・加工から研磨まですべて自社(日本)で行います。
切削には人工ダイアモンドが付いた大きな刃で切削していき研磨は何枚もの砥石を順番にかけていき砥石のみであの鏡のようなピカピカの艶をあげていきます。
弊 社では2m×2mの石なら端から端まで0.2mm以下の誤差で収まるぐらいに真っすぐにピカピカに研磨していきます。光沢計という光沢を測る機械があるの ですが弊社で103ぐらいの光沢レベルです。(こちらは自社加工でも石屋さんによって異なります。)(ちなみに鏡の光沢度は100です。)
ま たそれだけ切削から研磨まですべてを行いますので相当な機械設備がないと出来ませんし機械だけに任せていても水の加減から切削・研磨する刃物 砥石のダイ アモンドの粗さと料などによって光沢度は簡単に変わりますので加工している職人の集中力と研究心と腕が優れていないといい墓石はできません。
反対に中国加工は大きな原石を商社から買い付け中国工場に搬入し切削・加工から研磨まですべて中国で行います。
切削には人工ダイアモンドが付いた大きな刃で切削していき研磨は何枚もの砥石を順番にかけていき最後にワックス材のようなものを石材に塗り艶をあげています。
中国加工でできた石材2m×2mの石なら端から端まで工場によってですがひどいもので3mm程の誤差があるのを実際に見ました。しかし艶は一応出ています。国内加工ではあり得ない不自然な光沢感があります。
その中で私が1番疑問に感じるのはひどいもので3mmもある真っすぐにならされていないボコボコの場の石材に砥石をかけて光沢があがるのかとても不思議です…。
とりあえず光沢計で光沢を測りましたがその時で最高88ぐらいの光沢レベルでした。(ちなみに鏡の光沢度は100です。)
また造っている中国工場の工場レベルと職人のレベルによっても非常に変わってきますが。中国加工の仕上げに使っているワックスは何年持つのでしょう?
私が国内加工にこだわっている訳はまず父親の背中を見てきた事が1番の理由です。また造っていてとても楽しく達成感を感じれるからです。
お客様との打ち合わせから加工・施工すべてを携わりお客様に納めさせて頂いてお客様に喜んで頂けたらこんなに嬉しい事はありません!!
2012年2月17日