富山県に多い浄土真宗のご住職からのお言葉です。
ご先祖にお供えをして、いいことをさしむけようとするところでしょうか?それともただのお骨の捨て場?私たち現代人は、遺骨やお墓にとらわれて迷信に振り回されたり、反対にモノのように粗末に扱ったりと対応は様々です。
ところで、真宗のお墓の正面には、家名でなく「南無阿弥陀仏」または「倶会一処」と刻んであるのをご存知ですか?浄土真宗ではお墓の有無にとらわれず、亡き人と今を生きる私たちが連帯することに最も大切な意味があると考えるからです。
亡き人との連帯は、死はすべての終わりではなく、新たな始まりであることを教えてくれるに違いありません。
2017年1月12日