富山県は非常に浄土真宗(東本願寺 西本願寺)の宗派の方が非常に多い土地柄です。
皆様のご自宅やご実家にもお仏壇があると思います。
では、お仏壇の正しい場所や設置する向きって知っておられますか?
お仏壇の場所や向きにはきまりはありません。
浄土真宗の仏さまは阿弥陀如来で、お浄土は西方極楽浄土です。
かつては、お仏壇を東向きに置き、西方に向かってお参りをした方が多くいらっしゃったと聞きます。
浄土往生を強く願い、西方の極楽に思いをはせたのでしょう。
確かに阿弥陀如来は極楽浄土の主ですが、仏さまは自由自在で、いつでも、どこでも、どなたにでも、はるか彼方にいながら、すぐ側にいらっしゃるのです。お仏壇をどの向きに置こうとも、仏さまは常に私たちを見守って下さいます。向きや場所が問題なのではなく、家族みんながお参りすることが重要です。
もちろん、湿気の強いところや常に日陰の場所では、お仏壇も痛みやすいし、せっかくお供えした花もすぐ枯れてしまいますから、適度に日があたり、目の行き届く場所がいいでしょう。
2017年1月25日